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音楽や映画、好きなものの雑記帳

12月 プレゼントの作法

贈り物をする相手がいる幸せ。

 
最初のクリスマスプレゼントはキリスト降誕を知った東方三博士が捧げたもの。絵画では未完成ながらフィレンツェにあるレオナルドの作品が印象的でした。下書きや習作のような筆致を感じられるものには完成品にはない魅力を感じます。
東方三博士をマギとも言いますが、O•ヘンリーの"賢者の贈り物"の賢者もマギです。最初に読んだ子供のときは「なにが欲しいか言えばよかったのに」なんて思ってました。
自己犠牲の精神とか、相手を思いやる気持ちが大事だとか解釈はいろいろあるでしょうが、犠牲にしたとの思いもなく、見返りや自分が貰うことなど全く想像もしない、この純粋さが最も美しい贈り物の精神だと今は思うのです。そこには善き羊飼いの例えにも通じるところがあるかもしれません。
プレゼントはただ贈るものであり、それが結果的に交換になることはあっても、最初から交換前提では何かもったいない気がしませんか。
 
さて、姪と甥に何を贈ろうか。