Fly Me to the Moonと月が綺麗ですね
最近月の話ばかりしている。
ゆっくりと歌ってVerseのあるバージョンが好きです。単語も分かりやすくていい。
もともとのタイトルはIn Other Wordsだったようです。その言葉通り、言葉の真意を最後に語ります。しかし果たして言い換えた内容は、相手に言葉で伝えているのか、それとも相手に言えなくて心の中でだけ思っていることなのか。なんとなく忍ぶ恋という感じがして、後者の方が日本的でいいなと思います。
しかしVerseを聴くと前者であることが分かります。"I'll translate as I go along."と自分で言い換えていくと言っているからです。わざわざ言い換えるんなら言うのか言わんのかどっちかにせぇと思わなくもないけど、そんなところも愛らしいのです。
"月が綺麗ですね"と言った人もその後で"つまりそれは愛してるってこと"なんて言ったのでしょうか。
男はないな。
Top Gear英会話 "sub zero"
基本的にこの番組で知っておけばいい単語はrubbish(ゴミ、がらくた)とタイトルの言葉だけである。
マラソンをする人なら分かると思うが、サブ3(スリー)という言葉がある。これはフルマラソンを3時間以内に走るということで、私も含めこれを目標にしている人は多いと思う。このようにサブ〜は"〜以下"という接頭語として使われるので、sub zeroはゼロ以下なのだとわかる。
単位がないのでこれだけでは何のことやら分からないが、Top Gearではそのクルマがクールかどうかを決めるときにこの言葉を使っている。つまり"ものすごくクール"ということを"零度以下"と表現した、単なるダジャレである。正式な俗語(この言い方もおかしいが)なのかは知らない。
日本では摂氏0度以下なので"氷点下"と訳せばよいが、イギリスは華氏を使うことが多いので、あちらのsub zeroは華氏0度以下。これは摂氏-17度!と私たちにとってはとんでもなくcoolだ。
Paper Moon
もしぼくを信じてくれるなら。
ペイパームーンといえば舞台装置や記念撮影で背景に使われる月。大体三日月のことが多いでしょうか。印象に残るのはDiana Damrauが夜の女王を演じた魔笛での大きな月。この魔笛はヘアメイクにも一見の価値があります。
よく考えたらこの人の名前Dianaも月と関係がありますね。Boucherの絵画でも三日月のティアラがアトリビュートになっています。
古い映画でこの題のものがあります。前回書いたムーンフェイズで思い出して見返しました。最年少でアカデミー助演女優賞を受賞した作品です。無表情で無愛想な子供なのに、旅を続けるうちにだんだん好きになっていきます。大人になって観るとまた違うもんですね。
GL350 bluetec
G350 bluetecの登場で俄然現実味が出てきたGL350 bluetecの導入ですが、そこまでの道のりはまだ長いのでしょうか。普通に考えると今回のGの販売台数がそれに対する一つの回答になるような気がします。
しかし背は高いものの比較的全幅の小さなGと比べて、GLはフルサイズSUVと言われるだけあって5125x1935x1850と日本では規格外の大きさです。
AUTOCARの本国サイトではSUVをLarge SUVsとCompact SUVsにジャンル分けしていますが、日本では大多数が前者にはデメリットの方が多いと感じるでしょう。
今の時代こんな大きなクルマに乗るのは反社会性人格障害だと言われるかもしれませんが(AUTOCARはGL63 AMGについて"パラノイアのためのクルマ"と言っている)、このクルマなら"軽油だし3Lしかないんだよ"と言い訳出来ます。まぁ大抵の人は排気量なんて言われても"だから何?"なんでしょうけど。
大きさは如何ともし難いですが、むしろその大きさは望ましいが、価格と維持費が折り合わない人という人は案外沢山いるのではないでしょうか。少なくとも燃費や税金の点でのデメリットが改善されることで、多少なりとも気分を平静に保って運転出来ることは間違いないでしょう。